知識の蓄積 → 思考力 → 進学力 → 将来を切り拓く力

近年、とかく「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」と言われていますが、社会がどのように変化しても学問の本質は近年とかく「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」の重要性が強調されますが、社会がどのように変化しても学問の本質は不変です。それは蓄積された知識を土台とし、思考力を用いて一つひとつ推論、探究することで事理を解明していくことに他なりません。本校では、後のページでも紹介するさまざまな活動を通して、生徒の思考力を磨くことに注力しています。

進路指導という観点では、本校に入学するほとんどの生徒が難関大学への進学を希望していますので、「進学力」という言葉を大事にしてきました。本校が定義する進学力は、単に大学に合格できる能力ではなく「自己の将来を切り拓く力」です。その力とは、膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し、自ら問いを立ててその解決をめざし、他者と協働しながら新たな価値を生み出していくことです。

逆算・可視化・再現性

進路指導部主任
櫻井 貴司

高校は、進学先や次世代の国際社会において、コミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神などの、あらゆる分野で活躍しうる資質を大きく成長させる場所です。そして、それらを下支えする力が「逆算」、「可視化」、「再現性」です。本校では、授業や進路指導などすべての場面でこれらを意識して指導しています。例えば、カリキュラムにおいては、卒業時に達成したい学力から、3年間を逆算してシラバス(講義の計画と内容を解説したもの)を作成しています。それを入学時に3年分、年度初めには1年分を各授業で配布し、1年間の達成目標を可視化しています。それぞれの授業では、本時の目標や重要ポイントを明確にし、教員やその科目を得意とする生徒の思考過程を可視化していきます。演習では答えの正否だけでなく、「思考過程」が再現できているかどうかも確認し指導します。そして必要があれば個別指導なども行い、指導の徹底をはかっています。また、家庭学習についても、個々の学力や希望進路、進捗状況に合わせた学習計画を具体的に設定するよう指導しています。教員が助言する割合を徐々に減らしていき、自力で学習のPDCA サイクルを回せるようになることが目標です。学校による綿密な指導計画と生徒の主体的な学習をもってすれば、いかなる大学入試制度改革にも対応できると確信しています。

本校は本物の学力や生きる力を身につけるために、凡事徹底に全力で取り組みます。そして、進路実現に向けて全力で取り組んでいく過程で、切磋琢磨できる仲間やサポートしてくれる保護者の大切さに気づき、感謝することで、人間性の涵養をも期待できると信じています。

本校はこれまでも、そしてこれからも「進学力」の向上に何が必要かを考え続け、成長し続けます。受験生の皆さん、私たち と一緒に成長しましょう。