各教科からのメッセージ

各教科においても基礎学力の定着はもちろん、柔軟な思考力、判断力、表現力を備えた、確かな学力の育成をめざす本校の学習指導。教職員が一丸となって、生徒の指導、育成にあたっています。

【国語科】あなたを変える国語の学び

本校では高校1年次の国語の授業として「国語総合(現代文/古典)」を設定しています。
古典の学習では、私たちの思考回路や行動様式の中に脈々と息づいている価値観、道徳観、情緒、批評精神などを理解し、その土台となる語彙や文法を習得します。
現代文の学習では、論理的文章の読解を通じて、多様化・複雑化した現代社会を、構造的・分析的に理解し、その本質に迫り、課題をつかみ取ります。文学的文章の読解を通じて、人物の心情を追体験したり、美しい文章に触れたりすると、自己の発見と変革に繋がります。

また、急速にグローバル化し躍動する世界で、そして日本で、相手と対等に渡り合い、人種や国家の枠組みを超えた深い相互理解に至るためには、豊かな人間性と想像力、複眼的思考に裏打ちされた、言語の運用力が必要です。言葉に気持ちを盛り込み、的確に表現すること。この一見単純でたやすいと思える行為のためには、他人の成果の借り物でなく自らのコトバに心を載せ、書いて表現し合ったり、長文を読み、相手の気持ちや価値観を汲み取ったりするトレーニングが不可欠です。私たちはそれを授業におけるみなさんの積極的な取り組みの中に期待したいのです。皆さんに、楽しく充実した学びを提供し、切磋琢磨していこうと、教員たちも日々研鑽を重ねています。

皆さん自身の学びが、皆さんの視野を広げ、新たな自己を創り上げます。
さあ、文理であなた自身を更新しましょう!

(国語科/塩旗 園香)

【数学科】数学で論理的な思考力を

皆さんが生きていくこれからの時代は、予想外の課題や未知の課題に対して、自分の力を駆使して他者と協働して解決していこうとする姿勢が必要になります。その姿勢を確立するためには、基本的な学力・知識が不可欠です。いわゆる文系・理系といった狭い区別をすることなく、全員が豊かで幅広い教養を備えておくことが求められます。もし高校のすべての授業を教養としてしっかりと身に着けておくことができれば、いろいろなことに興味をもちながら、楽しく自信をもって未来を歩んでいけるでしょう。

本校の数学科では、全員が数学を実用的な道具として身につけることと、論理的な思考力(意味のはっきりした言葉を使い、誰もが認めるようなことがらを出発点として、筋道の通った理屈によって話を進める力)を身につけてもらうことを目標としています。そのために、単に正解を導く方法を教えるのでなく、なぜそうなるのか、なぜそのように考えるのかに力点を置いて授業を展開します。本校の授業は、皆さんの好奇心や向上心を満足させるでしょう。

(数学科/新藤 真弘)

【英語科】グローバル社会で必要な本物の英語を身につけよう

皆さんが英語を学ぶ理由は何ですか?英語を話すことができれば世界中の人と交流できるから?それとも、英語を知ることで、自国の文化をあらためて知ることができるから?あるいは、英語を使う仕事に就きたいから?その他、さまざまな理由があるでしょう。これらは、どれも正解です。全てに共通して言えることは、「グローバル社会でより豊かな人生を送ることに繋がるから」ではないでしょうか。

今や世界の英語学習者の約80%が、私たちのような非ネイティブであると言われています。もはや英語は、ネイティブスピーカーだけの言語ではないのです。そして、せっかく学ぶならば、洗練された教養あふれる英語を身につけたいと思いませんか?本校の英語教育は、受験英語をも超えた本物の英語力を身につけ、これからのグローバル社会で生き抜くために必要な素養を持った生徒の育成に取り組んでいます。一緒に楽しく「本物の」英語を学びましょう。

(英語科/土屋 進一)

【理科】有意義な体験を大切に

理科では「なぜそうなるのか」「どうしてそうなるのか」という生徒の問いかけを大切にし、自分たちで考え、自分たちで気づく授業を展開しています。

たとえば、実験の授業では手順を伝えてマニュアル通りに行わせるのではなく、時には方法や手順、使う機器までも自分たちで考えさせたりします。もちろん、失敗する時もありますが、「どうしてうまくいかなかったのか」「何が問題だったのか」をしっかり考えることにより、より深く実験の意図が理解できるようになります。また、それを発表してクラスで共有することで、「失敗」という体験も有意義なものになります。自分たちで考え、自分たちで取り組もうとする姿勢を持つことは、学びの本質に気づけるだけでなく、考える力も育成させます。私たちはこうした姿勢を持った生徒を応援するとともに、一人でも多く生み出せるよう日々努力しています。

もちろん知識も大切です。教科書や教材から得られる「豊富な知識」と、こうした授業で育まれる「考える力」の両方を手に入れることで、大学入試だけでなく、これからの人生で立ちはだかる数々の課題を突破する力を身につけた人間に成長してもらうことが、私たちの願いです。

(理科/小林 則彦)

【地歴公民科】人間にしかできない力を養う

「AIやロボットが人間の仕事を奪うのでは?」、世間では「AI vs 人間」と言う言葉もよく聞かれます。しかし実際にはAIが人の仕事を奪うのではなく、本来人間がやるべきでない仕事をAIがやってくれ、人間は人間にしかできない価値のある仕事に特化できる時代がやってくると我々は考えています。正確な計算能力や微塵も違わない情報はAIが担う領域となり、人間にしかできないであろう、状況や環境を察知して、有用な情報を本当に必要な人や場所に繋げられる力、本物の“知恵”が求められてくると考えています。

本校では文系・理系にこだわらず、文化や芸術なども含めた複数の領域を繋いで形を作れる人間の育成をめざしています。そのためにはあらゆる世代・文化・人種・国境を超えた多様性を受け入れる土台が必要となります。授業では歴史・地理・政治・経済・哲学・宗教など、多くの領域に渡り多様な知識や考えを個性豊かな教員とともに学んでいきます。そのうえで授業中に個人レベルでの思考、グループなどの協働活動、課題解決のための提案の発表などを積極的に設けています。

本校では多くの発表の機会が与えられています。昨年高校2年生で行ったSDGs個人プレゼンもそのひとつです。国連が掲げている2030年までに解決する17の目標であるSDGsから一人ひとつを選び、仮説、検証、最後に自分が発信するアクションプランを全体に発表しました。この発表の下地になっているものが、本校での授業です。地歴公民科は、授業を通して社会で求められる人間にしかできない力を養うことを目指しています。

(地歴公民科/相馬 弘典)

【情報科】「情報」に満ち溢れた21世紀を歩む皆さんへ

みなさんは【2045年問題】を知っていますか?【AI(人工知能)が2045年に人類の知能を超えること(=シンギュラリティ)で起きる様々な問題】のことです。その頃みなさんは40歳…どんな社会になっているでしょうか。

社会は歴史の流れとともに「農業社会」から「工業社会」へ、そして「情報社会」へ進展しています。「情報社会」への移行には、コンピュータとネットワークが大きな役割を果たしています。現在、私たち人間は大量の情報をもとに生活をしており、情報社会に対応できるように2003年から高校で「情報」の授業が始まりました。

Line、Twitter、Instagram等のSNSを始め「情報社会」は便利さと怖さが表裏一体です。「情報」の授業ではプログラミング等の実習を通してパソコンスキル向上はもちろんのこと、SNS等の特性をグループワークで話し合って発表も行います。大人になっても「楽しい情報社会」を歩めるよう、積極的に楽しく学んで行きましょう!

(情報科/上條 秀一)

【芸術科】毎日を輝かせるために

本校では芸術科目として、1年次に音楽・美術・書道の中から一つを選択し学びます。3教科とも前半は文理祭(文化祭)での作品発表を目標に取り組み、後半はより一人ひとりの芸術性を活かした表現活動をしていきます。選択科目であるため、より専門的な内容に踏み込むことができます。また、表現活動と並行して様々な作家や作品に触れることで、一般教養としてより広い視野で芸術を見る感性も養っていきます。

学校を卒業し社会人になると、合唱曲を歌い、木に彫刻をし、筆を持ち半紙に向き合うことはほぼなくなります。しかし、好きなバンドの曲を聴きながら一緒に口ずさんだり、今日の空の色について考えたり、ペンを持って文字を書くはずです。これら一つひとつは一見何気ない事のように思えますが、実は日常にあふれる「芸術」なのです。芸術の授業を受けて技術の向上をめざすことはもちろんですが、毎日のほんの一瞬が楽しめるように、自分の世界を開いていきましょう。

(芸術科/森田 雪乃)

【保健体育科】どんな状況でも活躍できる社会人を目指して

本校では、体を動かす事を好きになってもらいたい、そして、刻々と変化する社会においても自己をしっかりアピールし、どんな状況の中でも活躍できる人材になってもらいたいという思いから、自主性を重んじる授業を行なっています。まず、体育を好きになってもらうために、体力アップを目的としたランニングでは体内時計を働かせる為にクラス走を行い、自ら頑張りたいと思えるような目標設定をした筋力トレーニングなどを取り入れています。また、体育祭では、生徒が独自に種目を考え、教員との相談を経て生徒達が運営していきます。また、創作ダンスにも取組み、ゼロから作品を作る過程の中で自分の考えを、どう理解してもらうか?どう表現すれば伝わるのか?という事を学びます。その中で考える力と自己を表現する力をつけていきます。

保健の授業では、現在社会で起こっている様々な情報をリアルタイムで取り入れながら、過去と現在の違いを深く考え、改良されてきた社会的な政策は、どんな意味を持つのだろうと考える力をつけられるような授業を行なっています。生涯にわたり健康的な生活を送って行くためにも本校で得た知識を活かして、心技体を鍛えていきましょう。

(保健体育科/金井 啓子)

【家庭科】生活実践力を育む授業

家庭科で学べることと聞くと何を思い浮かべますか?調理時実習や被服実習でしょうか?家庭科は衣食住を全て学ぶことができる唯一の教科だと考えています。本校では、授業での学びが皆さんの力となり実生活で活かせることを目標にしています。

自らを取り巻く社会や環境を客観的に捉えた上で、授業や生活で得た知識を活用しながら自らの生活に合わせて正しい情報を取捨選択していくことが家庭科で学ぶことができる”力”であると考えています。家庭科は受験科目ではありませんが、生きていく上で大切な科目です。この”力“を身につけるために、本校では1年生は被服実習、2年生では教科書を使った授業を中心に日本文化を実体験できる茶道講習会等を展開しています。教科書だけでなく、資料集や教員の実体験を踏まえながら楽しく学べる授業を心がけています。

自らの力で今よりも豊かな生活を送るために本校で一緒に学びませんか?

(家庭科/舩田 乃梨子)

左から、8.保健体育科、2.数学科、4.理科、9.家庭科、5.地歴公民科、7.芸術家、3.英語科、1.国語科、6.情報科