校長挨拶

校長 柴田 誠

未来に逞しく生きる若者を育てるために

 今年度より、西武学園文理中学・高等学校、両校の校長を拝命致しました、柴田誠と申します。 「日本人としてのアイデンティティを大切にしながら、グローバルな視野をもち、自ら課題を発見し、多様な仲間と協働しながら解決・発信できるトップエリート」を本校の育てたい生徒像として掲げております。これからは、国籍・宗教・文化を問わず、多様な仲間と協働できる若者が求められます。中高とも、内進生と外部入学生を混成させたクラス編成を行い、HRや授業の中で一緒に活動させ、他人の気持ちや考えをお互い理解し合う経験をたくさん積ませます。新たな出会いの中でこそ、切磋琢磨し合えるライバルを発見するなど、新たな価値観の発見と創造が可能になるのです。人から誘われるのを待っているのではなく、自ら仲間を作り協働していく行動力を、本校の生徒たちに身につけさせたいと思います。

 高校は改革元年です。旧来の知識・技能の育成に加え、具体的な以下の方策を実施致します。

1 高校2年生で、緩やかな文系理系分けのカリキュラム再編成を実施
2 内進生と高入生の混成クラス編成を実施
3 文理探究の実施(週時程に2時間設定、自主的な課題発見と解決を仲間との協働で実施)
4 1年次から数学・英語において、習熟度別授業を実施(内進生と高入生の別授業展開)

5 英語科を発展的に解消し、その教育メソッドを普通科・理数科に移植・展開しながら、オールイングリッシュの英語授業を実施

 中学校も、基本的に新たな学力や将来必要とされる力を見据えながら、以下の方策を展開し、高校への円滑な接続を図ります。

1 生徒の学力の定点観測を確実に行い、進路指導体制を強化
2 グローバルコンピテンスプログラム(株式会社アイエスエイ、GPI US協力)を導入実施
3 卒業論文やCreative Activity(創造的活動)の更なる充実
4 中高を通じたシラバスの検証と再構築

 本校は開校以来、グローバル教育、ホスピタリティ教育を大切にして生徒を育てて参りました。どんなにAI技術やロボット技術が進化し、突然シンギュラリティが訪れようとも、しなやかに受け止め、冷静に判断し行動に移せる、そんな若者を育てたいと思います。

 西武文理は、不易を大切にしながらも、新たな若者の育成を絶えず研究し、変革を恐れず実践して参ります。皆様のご来校を、心よりお待ちしております。

理事長挨拶

創立者/理事長 佐藤英樹

生徒一人ひとりが夢を抱ける場所でありたい

「念ずれば、花開く」。私の好きな言葉です。「念ずる」という言葉は、「今」に「心」という字を書きます。目標に対して絶えず心を向ける者だけが、目標を成就できる。オリンピックに出たいと強く念じ続ける人だけが、東大に入りたいと強く念じ続ける人だけが、夢を叶えられる。私はそう考えます。そのためには、まず達成したいと思うような目標を抱くことが大切です。そのことを頭に浮かべるだけで、自然と力が湧いてくるような……。私たちは何より、生徒一人ひとりが自分の未来に前向きになれるような「夢」を与えていきたいのです。

幼いうちから、しっかり根を張ることが大切です。大学進学についても、そんな考えで指導しています。「夢」を叶えるための手段が東大ならば、東大を選べばいい。しかしある人にとっては、それは東大ではないかもしれない。そんなときには自分の信じる道を選べばいいと思うのです。将来、自分は何をしたいのか。その答えを見つける手がかりを、早い時期からたくさん提供していきたいのです。力を入れているグローバル教育もしかり。学内に配置している多数の芸術品もしかり。将来、大きな樹に育つためには、幼いうちからしっかりと根を張っておくことが重要。表面だけではなく、地中深くまで。私たち文理中学・高等学校は、そんな教育をこれからも貫いていきます。そして常に子どもたちに夢を与え続けられる学校でありたい。そう考えています。