進路指導部メッセージ

知識の蓄積 → 思考力 → 進学力 → 将来を切り拓く力

近年とかく「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」の重要性が強調されますが、社会がどのように変化しても学問の本質は不変です。それは蓄積された知識を土台とし、思考力を用いて一つひとつ推論、探究することで事理を解明していくことに他なりません。本校では、様々な活動を通して、生徒の思考力を磨くことに注力しています。

進路指導という観点では、中学・高校という最も多感な時期に、高校入試に縛られることなく生活できるメリットを最大限に活かし、腰を据えてキャリア教育や学習に取り組むことができます。本校に入学するほとんどの生徒が、最終的には難関大学への進学を希望しますので、「進学力」という言葉を大事にしてきました。本校が定義する進学力とは、単に大学に合格できる能力ではなく「自己の将来を切り拓く力」です。その力とは、膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し、自ら問いを立ててその解決を目指し、他者と協働しながら新たな価値を生み出していく力です。

逆算・可視化・再現性

進路指導部主任
竹谷 好広

高校は、進学先や次世代の国際社会において、あらゆる分野で活躍しうる資質(コミュニケーション能力・主体性・チャレンジ精神など)を大きく成長させる場所です。中学は、様々な行事や体験を経て、その礎となる種をできるだけ多く蒔く時期です。ですから、本校では多くのCreative Activity やキャリア教育、国際的な視野をもてる行事などを用意しています。それらの経験や学習を下支えする力が「逆算」、「可視化」、「再現性」です。本校では、すべての場面でこれらを意識して指導しています。例えば、カリキュラムにおいては高校卒業時に達成したい学力から逆算して、6 年間のシラバス(講義の
計画と内容を解説したもの)を作成しています。毎年度初めには1 年分のシラバスを各授業で配布し、1 年間の達成目標を可視化しています。それぞれの授業では、本時の目標や重要ポイントを明確にし、教員やその科目を得意とする生徒の「思考過程」を可視化していきます。練習問題や協働作業を通じて思考過程の再現性を高めていきます。そして必要があれば個別指導なども用いることで、指導の徹底を図っています。また、家庭学習についても個々の学力や性格を勘案し、それぞれに合わせた学習計画を具体的に設定するよう指導していきます。教員が助言する割合を徐々に減らしていき、高校2 年末までに自力で学習のPDCAサイクルを回せるようになることが目標です。学校による綿密な指導計画と生徒の主体的な学習をもってすれば、いかなる大学入試制度改革にも対応でき、希望する進路を実現できると確信しています。

本校は本物の学力や生きる力を身につけるため、あらゆることに徹底的に全力で取り組みます。そして、切磋琢磨できる仲間やサポートしてくれる保護者の大切さに気づき、感謝することで人間性の涵養をも期待できると信じています。

本校はこれまでも、そしてこれからも「進学力」の向上に何が必要かを考え続け、成長し続けます。保護者の皆様、お子様が力強く成長していく姿が見られる本校でお会いできることを楽しみにしています。

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