【ガチ・プロ】超歌舞伎の取材会に参加

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 11月14日(金)、東京銀座の歌舞伎座で上演される「超歌舞伎 Powered by IOWN『世界花結詞(せかいのはなむすぶことのは)』」の取材会(記者会見)に、本校『ガチ・プロジェクト』グラフィックデザインとポッドキャストのメンバーが芸術鑑賞の事前学習として、参加させていただきました。帝国ホテルで行われたということもあり、本物の記者会見の空気に触れ、生徒たちは開始前から緊張した面持ちでした。

 生徒は勇気を出して手を挙げ、「歌舞伎を見る高校生や若者に向けて、伝えたいメッセージや、見てほしいところがあれば教えていただけると嬉しいです」と質問しました。

 中村獅童さんは大きくうなずき、「歌舞伎はね、もともと庶民の娯楽なんです。今は“伝統芸能”と言われていますけど、本当はテレビや映画、ライブと同じように気軽に楽しんでいいものなんですよ」と語り始めました。そして、「学校の先生に“拍手しちゃダメ”“騒いじゃダメ”と言われても、そんなの聞かなくていいと思います。どんどん盛り上がって、どんどん反応していいんです」と笑いながら言葉を続け、生徒たちも思わず表情を緩めました。
 さらに、「高校生や子どもたちって、つまらないものは本当にすぐ寝ちゃう。でも面白いものには瞬間的に飛びつく。その“正直さ”が一番の指標なんです。新作をつくる時、学生さんが“わあ!”となったら、『あ、この作品いけるかもしれない』って思えるんですよ」と、創作の裏側まで惜しみなく語ってくださいました。
 そして最後に、獅童さんは静かに、しかし熱い口調でこう締めくくりました。「歌舞伎座に一歩入った瞬間、そこはもう“夢の世界”なんです。長い人生の中で見れば、たった2時間。でも、その一瞬の夢の中で、皆さんと“心と心のキャッチボール”ができたら、私たちも本当に嬉しい。どうか自由に、素直に楽しんでください。」

 芸術鑑賞は「本物に触れる」とよく言われますが、私たちはそれ以上に、“生の言葉が心に届き、問いが生まれる時間” として位置づけています。超歌舞伎という特別な舞台を前に、生徒たちの期待はますます高まっています。12月15日の本公演が待ち遠しい限りです。









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