今でも自分の中で息づいている
部活の仲間と創り上げた音楽
42期先端サイエンスクラス
松島 大樹 さん
東京海洋大学 海洋生命科学部

――学校生活で特に注力していたことは
松島:吹奏楽部の活動です。
仮入部で初めて楽器を吹いたときに何か心にくるものを感じ、吹奏楽部に入部しました。高校から吹奏楽を始めたのは自分だけだったので、少しでも部活の仲間に追いつきたい一心で努力を続けた結果、仲間と切磋琢磨し、より良い音楽を共に奏でられるようになりました。部活での経験や創り上げた音楽は、今でも自分の中で息づいています。
――学校生活での一番の思い出は
松島:クラスのみんなと成長し、その喜びを分かち合えたことです。
私の学年の理数科は1クラスのみであったため、同じ仲間と3年間を共に過ごしました。そのため毎年行う文化祭や体育祭などのイベントで、去年よりも良くしようと切磋琢磨していました。イベントを大成功させたことで、自分達の成長を実感し、喜び合い、より深い絆を結ぶことができた瞬間がずっと記憶に残っています。
――学校生活で、やっておけば良かったことはありますか
松島:他のコースの人達ともっと関わりを持ち、人脈を広げることです。先端サイエンスクラスは独立して動くことが多いため、多種多様な人が集まっているという西武文理の良さをあまり活かすことができなかったことが勿体なかったと思っています。
――自分自身で成長できたと思うのはどのような部分ですか
松島:人と対話を重ね、合意形成を図る姿勢や力を身につけることができました。
吹奏楽部の最後の演奏会で目指す演奏が部員で様々あり、みんなで届けたい演奏を固めるために試行錯誤する中で、合意形成の大切さやその手段を身をもって知ることができました。

――西武文理に入学して良かったことは
松島:生徒が自ら行動を起こせる環境が整っており、色々チャレンジすることが出来る点です。人生において大きな分岐点である高校生のタイミングで、自分の可能性を探る機会を多く作れること、そしてその中で起きた失敗に気づかせてくれる人がいるという環境は、とても貴重なものだと思うからです。
――これからの夢・目標は
松島:進学先の大学で、現在の海洋が抱える課題を学び、その解決に必要な力を学びます。研修や留学といった機会を積極的に活用し、知識を実体験に変えることで、必要な力を身につけ、人材育成に貢献したいと思っています。
また、将来は生徒たちに多様な可能性を示し、夢に向かって進むきっかけを与えられる教師になりたいと考えています。そのために、まずは大学で現在の海洋が抱える課題について深く学びます。研修や留学といった機会を積極的に活用し、知識を実体験を通して習得することで、将来教師として生徒たちに教える際に、机上の空論ではなく実体験に基づいたリアルな学びを提供できる人材になりたいです。
――最後に西武文理への進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
松島:現在、この学校は色々な変化をしている最中です。その変化にただ流されるのではなく、自分の芯をしっかり持ち、変化を賢く活用することができれば、きっと大きく成長できると思います。自分らしく、未来を切り開いてください!