高大連携行事「埼玉医科大学訪問」

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7月31日(月)に毎年実施している高大連携行事「埼玉医科大学訪問」がありました。参加生徒は医師を志す中学3年生から高校3年生までの希望者19人。
 

はじめに埼玉医科大学医学部小児科の秋岡祐子先生による「小児科学の魅力と小児科医としてのキャリア形成」という演題で、主に小児腎臓病に関する講義を受けました。医師としての心構えや人生設計、小児医療に関する現状など、医師という仕事の多方面に渡る話を聞くことができました。また、施設見学では、実際に大学生が講義や診療演習などで使用する教室を見学することができました。

次に医療体験では、埼玉医科大学で教えている先生の指導の下で医療模型を使ったエコー体験、聴診器体験、救急医療体験を行いました。エコー体験では模型にエコーをあてて臓器と病気の説明をしてくださいました。聴診器体験では、通常の呼吸、肺炎の人の呼吸、気胸の人の呼吸、心臓に疾患がある場合の心臓の音など、実際に聴診器を使って聞くことで、聴診器1つで色々な病気の発見ができることを知りました。救急医療体験では、よくテレビドラマで見る気管挿管体験をしてその難しさを体験できました。

最後は卒業生の先輩による座談会を行いました。既に医師として働いている柳澤さんからは、医師としてのやりがいと大変さの話を聞き、コロナ診療では大変なこともあったけどそれによって学んだことや柳澤さん自身が医師として成長できたこと、そして何より医師という職業を生き甲斐として日々楽しんでいることを聞くことができました。また、現在6年生の柿沼さんと研修医の高野さんからは、医学部受験で苦労したことやどんな勉強をして来たか、大学生活はどういう感じかなどを聞くことができました。

西武文理だけのために特別にこのような見学・体験会を開催してくれた埼玉医科大学の関係者の皆様には本当に感謝致します。また、医師を志す生徒にとっては、なかなかできない体験や生の話を聞くことができて本当に良かったと思います。参加した生徒は、さらに医師になりたいという強い気持ちが持てたとても良い訪問会になりました。