Leader’s Interview ~ライフル射撃部 部長 小山 祐生~

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己の弱さと向き合い、
己に勝とうともがき続ける

ライフル射撃部
部長 小山 祐生 さん

――小山さんがライフル射撃部に入部したきっかけは何ですか。
 
小山:文理中学に入学したときに、はじめてライフル射撃部の存在を知りました。めずらしい部活だなと思い、仮入部したんです。実際に撃ってみたら、難しくて、面白くて・・・。すぐに入部を決めました。

――ライフル射撃部の活動について、具体的に教えて下さい。

小山:部員は、3年が3人、2年が5人、1年が14人の合計22人です。北斗館の隣にある「森の熊さん棟」の2階で活動しています。活動日は、月・火・木・金・土の週5日。ライフル射撃部は、先輩後輩の上下関係がないので、みんなで楽しく練習しています。なるべく実際の大会に近い環境で練習するために、活動場所のエアコンは付けずに練習しています。

――本番の大会では、会場にエアコンはないんですか?
 
小山:会場にもよりますが、無いところが多いです。だから、夏は暑く、冬は寒い。自然環境との戦いでもあるわけですが、もう1つ、大会に出るための戦いとして、部内での争いがあります。大会に出られるメンバーは限られていますので、まずは部内戦で勝ち抜くことが必要になります。

――ライフル射撃部のポリシーやスローガン、力を入れていることなどあれば教えて下さい。

小山:ライフル射撃は、非常にメンタルが影響する競技です。だからこそ、本番と同じ環境、プレッシャーの下で練習しなければ、結果を出せません。先ほど話した「エアコンをつけない」というのもそうですが、とにかく本番を意識して「練習のための練習」にならないよう常に心がけています。また、個人競技なので、それぞれの選手が日々自分と向き合っています。「自分」というより「自分の弱さ」ですかね。結果が如実に表してくれますから。それを試行錯誤して改善していきます。みんなが自分と戦いながらもがき続けています。

――小山さん自身が、リーダーとして一番楽しいのはどんなときですか。
 
小山:僕自身、うまく集中できて、良い射撃ができたときはうれしいし、特に大会でいい結果が出ればライフル射撃をやってよかったと心から思います。また、己に勝つということが大変だと分かっている分、仲間がいい成績を出して、各大会で優勝したり、入賞したりしたときはうれしいです。

――リーダーとして大変なのはどんなときですか。どうやって乗り越えますか。

小山:部長として結果を出さなきゃ、勝たなきゃいけないというプレッシャーはありました。先輩、同輩、後輩の中に全国で優勝する仲間がいますから、部長として自分も、という気持ちはいつも持っていました。それでも結果がついてこないときはつらく、申し訳ない気持ちにもなりました。ただ、下を向いていても何も変わらないので、とにかく、何が良かったのか、何が悪かったのかを自己分析し続けています。実は、試合ではリラックスすることも大切です。でも、これがすごく難しいです。結局、試合でリラックスするためには、それ以上に練習でプレッシャーをかけていくしかないです。

――ライフル射撃部の目標を教えて下さい。
 
小山:全国優勝です。そのためにも、日々己に勝ち続ける、これが目標です。

――小山さんが思うライフル射撃とは?
 
小山:常に自分と向き合い、弱点を克服していくスポーツであり、思うようにいかないからこそ、やり甲斐のあるスポーツだと思います。

≪自分と向き合い、己に勝つ≫

――ありがとうございました。最後に文理高校の受験を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
 
小山:ライフル射撃部には、文理中学から活動している生徒もいますが、高校から競技を始める人もたくさんいますし、決して遅くはありません。なかなかめずらしい部活なので、興味のある人はぜひ一度見学に来て下さい。