高校1年対象「情報リテラシー講話」が行われました

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令和5年4月25日(火)7限、高校1年生を対象にした生徒指導講話が行われた。
今回のテーマは「情報リテラシー」。埼玉県警捜査一課デジタル捜査班で、情報データの解析を専門に行っていた佐々木成三さんを講師としてお招きし、中⾼⽣たちが巻き込まれやすい犯罪やSNSから発展する危険について、具体的な事例とともにお話しいただいた。

佐々木さんは、SNSを通じて被害者にならないためにも、ネットの情報を信じない、疑うことの重要性を語った。相手が見えないネットの世界では、言葉巧みに誘惑と恐喝が繰り返される。それを鵜呑みにしないこと。自分が思っている以上に私たちは信じやすいことを自覚して、立ち止まり、考え、疑い、確かめることを忘れてはならない。

そして、私たちは被害者になると同時に、いとも簡単に加害者にもなる。軽い気持ちで投稿した誹謗中傷、ふざけ半分のいたずら動画も、一度ネットの世界に拡散されれば、二度と消すことはできない。デジタルの世界に、永遠に「タトゥー」として刻まれることになるのだ。

指一本。
SNSの世界では、指先が画面に触れただけで被害者にも加害者にもなる。

知っていることだったかもしれない。言われなくても分かっていることばかりだったかもしれない。でも、現実社会では、「情報」の読み方を誤り、被害者になってしまう人が跡をたたない。その場のノリや勢い、一時の感情でネット世界の「網」に捕まり、加害者になってしまう人が引きも切らない。それはなぜなのか。私たちはもう一度よく考えてみる必要があるようだ。