令和2年度 年度初めの挨拶-校長挨拶-

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 令和2年度は臨時休業からのスタートです。誰が想像できたでしょうか。世界で約184万人の感染者、死者数も11万人を超えています。国内でも緊急事態宣言が発出され、終息する様子などありません。学校も、何とか入学式や始業式を実施し、皆さんを迎えたいと、最後の最後まで計画を練り直して準備を重ねて来ましたが、かないませんでした。本来ならば、新しい友人との出会い、新しい担任との出会いを楽しみに、これからの学校生活に期待を膨らます季節でした。本当に残念です。残念ですが、嘆いてばかりはいられません。学校は、皆さんにお約束した教育活動を保証しなければなりません。そのために、教材配布日を設けて、家庭学習の準備を新たにしてもらったところです。保護者の皆様にも、ご協力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

 今、学校として喫緊の課題は、以下のとおりです。

  1 生徒の健康管理(心と体)
  2 教員・生徒間の双方向・即時性のある、連絡手段の構築
  3 教科指導の継続と進捗管理、及び効果測定
  4 教育課程上の行事の延期と実施計画の再構築(保護者会、進路講演会、海外研修など)
  5 長期休業日期間中の教育活動(授業時間確保、夏期ゼミの実施方法、合宿の可能性)
  6 教職員の健康管理 

 その他にも、数え上げたらキリがありません。
 早速、先生方と相談して、皆さんと担任が、まずはGoogle ClassroomやGoogle Hangouts Meetなどでつながれるように準備しています。出来るだけ早く稼働できるように努めますので、生徒の皆さんは今後の連絡・指示に従って行動して下さい。

 全国でも80%の高校が3月は臨時休業としました。また、埼玉県を含む首都圏の高校は、5月のゴールデンウィーク明けまで、軒並み臨時休業を伸ばしました。それでも、1学期中に学校が再開できるかどうかは、判然としていません。

 しかし、皆さんにお願いがあります。

 このことで、予定していた授業時間は全て取り戻せないかも知れません。楽しみにしていた行事も延期したり、最悪中止になったりするかも知れません。こんな状況ですが、将来、自身の高校時代を振り返ったとき、つまらない高校時代だったとか、価値の低い高校生活だったとか思って欲しくないのです。そんな被害者意識をもたせないために、先生方は必死に皆さんへの教育活動を何とか提供しようと努力しています。この現状を悲観的に捉えるか、己を成長させる好機と捉えるかで、人生が変わるのです。少し大袈裟な言い方かも知れませんが、青春の価値を高めるのは皆さん自身です。自分の時間を徹底的に自己管理出来るように、訓練してみて下さい。毎日の行動を自己評価して、60点を70点に、80点を90点に押し上げて下さい。昨日の自分に負けない意地っ張りになって欲しいと思います。世界的な学者でも、スポーツ界のスターでも同じです。毎日の小さな意地を積み重ねる以外に大成はないのです。「士別れて三日なれば、即ち更に刮目して相待すべし」と三国志の呂蒙も言っています。

 生徒の皆さんの、成長と変革を期待しています。頑張れ、文理生。

西武学園文理高等学校
校 長 柴田 誠