3月24日(木)、令和3年度修了式が行われました。
また、輝かしい成績を残した生徒への各種表彰や、今年度退職する教職員の離任式も同時に行われました。

学校長挨拶(全文)

 皆さん、おはようございます。本日、令和3年度の学習活動を修了します。1年間、コロナ禍によって、予定通りは活動ができない場面もありましたが、オンライン授業や延期の上実現した研修旅行など、成果を上げられた行事がいくつもありました。先生方も感染予防のため、消毒や換気に努め、見えないところで、皆さんの安全確保のため頑張ってくださいました。皆さんも一生懸命、協力してくれました。本当にありがとう。

 今日は、非接触という言葉で話をさせてください。いろいろ触るとコロナの感染の危険性か高まるということで、非接触型のエレベーターのスイッチや感知式の家庭用水道栓なども普及しています。今日紹介したいのは、日刊工業新聞社の第64回十大新製品賞で「ベルヌーイグリッパ」という製品です。

 この賞はその年に開発された新製品の中から、モノづくり発展や日本の国際競争力強化に役立つ製品に与えられるものです。
 工場などのオートメーション化されている製造過程で、物品を運ぶときに、ベルトコンベヤーに載せたり、ロボットアームで握ったり、吸盤を使って持ち上げたりしています。
 しかし、「ベルヌーイグリッパ」は非接触搬送を可能にする新しいタイプの製品なのです。圧縮したエアをグリッパのノズルから吹き出す。物品に近づけると空気は横方向に抜けて、中心に圧力の低いエリアができる。これにより非接触で物品とグリッパが吸着し、薄布や基板などの搬送を可能にするのです。今まで、つかめなかった物が運べるようになります。傷つけたくない物、汚したくない物を運べるようになります。

 これを成功させたのはSMCという会社でした。特にエアーノズルの形状を最適化し、トライ・アンド・エラーを繰り返し、常識を越えるレベルで徹底して改良したからこそ、新しい発見ができたそうです。その結果、従来機よりリフト力は5倍以上にもなりました。
 しかし、開発の手は緩めず、リフト力が上がっても自己満足の世界。この技術がお客様に「使われる製品」になってこそ社会に役立つとのポリシーを大事にされているそうです。
 このSMCという会社は、日本の空気圧制御機器メーカーで、あらゆる種類の工場における自動化設備の空圧制御機器で国内シェア65%、世界シェア38%で世界首位だそうです。

 皆さんは、新しい発想ができる柔軟な頭脳をもっています。その頭脳を自分のためだけでなく、多くの人たちの幸福のために使えるようになってください。すぐに、新しい後輩が入学してきます。令和4年度に向けて、いいスタートが切れるよう準備をしてください。

学校長 柴田誠


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