12月24日(金)、2学期の終業式が行われました。
また、輝かしい成績を残した生徒への各種表彰も行われました。

学校長挨拶(全文)

 皆さんおはようございます。今日で2学期を終了します。分散登校から始まり、皆さんにも苦労を掛けましたが、熱心に勉強や行事、部活動に取り組んでくれました。中学生は昨日の文化教養セミナーでも貴重なアドバイスを沢山もらいました。ホスピタリティを大切にする本校とそれをトップレベルで具現化しているディズニーランド。関連性の深い点が多くありました。相手に対する「思いやり」といっても、衣服はきちんと着る、時間に遅れない、笑顔で挨拶するなど、具体的な行動が伴わなければ意味がないことを教わりました。皆さんのチャレンジ精神を鼓舞するためにウォルト・ディズニーの言葉、「夢はかなう、もし君が追い求めるのならば」「失敗とは、自分で考えることをやめること」を紹介頂きました。しっかりと受け止めて下さい。

 高校1年生は、新たなクラス編成や授業展開をしている学年です。その意義を生徒諸君もよく理解して頑張ってくれています。少しずつその成果が現れてきています。

 高校 2年生は、5つのコースに別れた研修旅行から無事に帰ってきてくれました。それぞれの報告を聞きましたが、生徒諸君が体調不良者もなく、規律ある集団行動をしてくれて、対外的にも好評価を頂くことができました。研修状況も熱心に取り組んでいたとのこと、諸君らの努力と協力に感謝します。お疲れ様でした。

 高校3年生は、それぞれの進路に向けて、個々人が日々努力を積んでいます。中には進路が決まっている生徒もいますが、その生徒たちがまだ進路が決まっていない仲間に気を遣いながら生活をしてくれています。有難う。最後の最後まで、自分自身の力を付けて卒業して下さい。その後ろ姿を後輩に見せつけてもらいたいと思います。頑張って下さい。

 西武文理は、新たな教育を今後も展開していきます。国連のSDGsでも示されるように、今、単独の国が勝手な行動指針をもっていては生き残ることはできません。地球は小さな金魚鉢と一緒です。教育についても同様です。OECD(経済協力開発機構)は2015年から「OECD Education 2030プロジェクト」で各国に対し教育の方向性を示しています。その中で「改革を起こす力のあるコンピテンシー」として3つのカテゴリーを定めました。紹介します。

1 新たな価値を創造する力

新たな起業、ビジネスモデル、新たな社会モデルを開発する力が必要となります。その為には、個人の適応力、好奇心、創造力、新しいものに対して開かれた知識、また、他者との協働力も必要となります。

2 対立やジレンマを克服する力

人権侵害や経済格差が生じる世界において、多様な考え方や利害を調停していく力が必要とされます。公平と自由、自治と集団、イノベーションと継続といった対立軸のバランスを取れる力が求められます。

3 責任ある行動をとる力

これからの協働社会において、個人や集団による行為・行動がもたらす結果に対し、しっかりと評価した上で、責任を取ることが必要です。その中核となるのが、自己調整の考え方です。自己コントロール、自己効力感、責任感、適応力などが含まれます。

3つの力を意識して、学校生活を送ってもらいたいです。また、日本には日本の学校の良さがあります。「知・徳・体」の全人的な教育理念や「先輩と後輩」の概念です。皆さんには、これらを失うことなく新たな力をしっかりと身に付けてもらいたいと思います。

皆さんにとって、新年がよい年となることを願っています。

学校長 柴田誠


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