本校教員が「Google for Education認定トレーナー」を取得しました

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本校国語科・笠原諭教諭(高校3年選抜クラス担任・ICT委員)が、「Google for Education認定トレーナー」の資格を取得しました。日本全国でも、この資格の取得者はまだ50人程度にとどまっています(埼玉県では3人)。ICT教育を実践・普及する先駆け的存在として期待が高まっています。

笠原教諭によれば、「Google for Education認定トレーナー」の資格を取得しようと思ったきっかけは、コロナ禍によって、全国の学校が休校を余儀なくされたことにあるそうです。Google Workspace for Educationを、自分が使えるだけでは教育が成り立たないことに気づかされ、「何とかして多くの先生たちにICTツールの活用法を伝えたい」という思いを強くしたそうです。これからは、地域の学校が公立も私立も関係なく知恵を出し合って、地域の子どもたちの学びを保障しなければいけない時代。自校の教員にとどまらず、地域の先生方のお役にも立てるような知識を身につけようと、この資格の取得に挑戦したそうです。

しかし、認定トレーナーへの道のりは平坦ではありませんでした。筆記試験にトレーナースキル試験、さらには実際に教員を対象とした研修の実績も積まなければなりません。授業はもちろん、HR指導や個別指導の傍ら、資格を取得するための準備を続けることは本当に大変だったそうです。
一方で、さまざまな気づきもありました。

「教員という仕事をしていると、普段は生徒を評価する立場にいるのですが、こうして自分が評価され、ダメ出しされる側になることで、挑戦して不合格を出される時の気持ちを理解できたり、どのようなフィードバックの仕方がよいかということを学べたりしました。」

今後は、学校内のICT教育の質を高めることはもちろん、他の学校や地域の教育関係者とも協働して教育現場におけるICTの普及にも取り組みたいという笠原教諭。本校がGoogle Workspace for Educationを導入して一年半以上が経ちますが、これまで積み重ねたノウハウを他の学校の先生方にもお伝えし、また他の学校の先生からもたくさんの刺激を受けて、本校の教育実践に反映させていきたいと話してくれました。「Google for Education認定トレーナー」としての笠原教諭の活躍にも、どうぞご期待下さい。

※笠原教諭は、『学びの質を高める! ICTで変える国語授業2 ―応用スキル&実践事例集―』の執筆にも携わっています。ご興味のある方は是非ご一読下さい。

※教育関係者の皆様で、Google Workspace for Educationに関するご質問ご相談があれば、下のURLよりお問い合わせ下さい。

https://edudirectory.withgoogle.com/profiles/6132879479275520