令和2年度 修了式 高等学校長挨拶

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 皆さん、おはようございます。今日修了式を迎え、令和2年度を閉じたいと思います。この1年間は世界史に残る年でした。生活様式が変わったり、行動制限が課せられたりと、大人も子どもも初めての経験をさせられました。それでも、ここまで皆さんが先生方の指導を受け入れ、コロナに感染しない、感染させないための努力を、継続してくれました。おかげ様で行事こそいくつかできないものはありましたが、集団感染もなく、長期の学級閉鎖もなく、ここまで授業を継続し提供することができました。本当にありがとう。皆さんとご家族に、心からお礼を申し上げます。

 全世界を巻き込むコロナ禍、それでも皆さんは逞しく成長しなければなりません。他国の同世代の若者も、もっと劣悪な環境下で、コロナと戦っている人もいるでしょう。我々の衛生環境や医療体制はやはり世界でトップレベルです。全国のコロナの感染者数が、毎日正確に集計できる国なのです。

 年度が替わります。気持ちを入れ替えて下さい。先日行った成績会議に、皆さんの勉強ぶりがたくさん報告されました。その中で、しっかり力をつけている生徒の特長は、勉強する場所を校内にきちんと確保していること、また友達同士、互いに教え合う習慣がついていることなどが、報告されました。やはり、自分の生活や時間を、克己心をもってコントロールできる生徒が強いのですね。ぜひ、自分の頭で考え行動に移してください。行動できる若者は、とても魅力的です。

 学校も変わります。41期生の新高1年生から英語科の閉科と内進生と高入生の混合クラス編成。文理系に早期に分けない教育課程など、新たなチャレンジをスタートいたします。また、先日東京にある成城大学の経済学部と連携協定を結びました。大学の教育活動を利用させていただいたり、特別の推薦枠をいただいたり、互いにウィンウィンの関係を築いていきたいと思っています。早々にホームページにも公開したいと思います。

 学校も進化します。みなさんも、新たな生活の準備をし、次なる飛翔に心も体も、備えてください。新学期、新1年生を迎え、西武文理高校はまた、新たなスタートを切りたいと思います。

西武学園文理高等学校
校長 柴田 誠