どんな環境でも失敗を恐れず
前向きに取り組む姿勢
42期デュアルクラス
佐藤 羽美 さん
上智大学 外国語学部英語学科

――学校生活で特に注力していたことは
 
佐藤:常に新しいことに挑戦し続けることです。例えば、ニュージーランドへの短期留学を通じて異文化交流と英語力の向上に努めたり、複数のボランティア活動やビジネスコンテストにも挑戦しました。また、高校から始めた弓道では、最後の大会で入賞という成果を上げることができました。これらの経験を経て、どんな環境でも失敗を恐れず、前向きに取り組む姿勢を培いました。
――学校生活での一番の思い出は
 
佐藤:私にとって一番の思い出は、体育祭です。私は毎年応援団に参加していたため、仲間と共に選んだ衣装を着て、人気の曲に合わせて踊る時間が本当に楽しかったです。団員と練習を重ねて作り上げたパフォーマンスや、応援団としての一体感を味わったときの感動は今でも忘れられません。また、弓道部として部活対抗リレーに参加したことも印象に残っています。普段は静かな競技である弓道の仲間たちと全力で走り抜けた瞬間は、私にとってかけがえのないものとなりました。
――学校生活で、やっておけば良かったことはありますか
 
佐藤:もっと早い段階から英語の資格を積極的に取得しておくべきだったと思っています。TOEICやTEAPなどの試験を高3になってから受験しましたが、英語の資格はスコアによって大学入試で有利に働くため、高一の段階から対策を進めていれば、後で焦って詰め込むことなく、計画的に準備できたと思います。
――自分自身で成長できたと思うのはどのような部分ですか
佐藤:私は学生生活を通じて、批判的思考力を大いに成長させることができたと感じています。特に、探究活動において物事を多角的に捉える力を養いました。例えば、ビジネスコンテストに向けて仲間と共に廃棄野菜の新たな再利用方法について議論した際、単にアイデアを出すだけでなく、各意見の根拠やデータに基づく論理的な議論の重要性を深く理解しました。最初は意見がまとまらず苦労する場面もありましたが、アプローチを変えて話し合いを重ねたことで、実現性のある解決策にたどり着くことができました。その結果、約3,000チームが参加した一次審査を突破することができました。

――西武文理に入学して良かったことは
 
佐藤:学校が生徒の自主性を尊重してくれるところです。これまでの西武文理では、従来の行事や校則に従うことが主流でしたが、校長先生が変わったことで、生徒の意見を取り入れた改革が進むようになりました。例えば、スマホの使用許可、メイク、服装、髪型の自由、新たなイベントの開催、テレビ出演やドラマ撮影地の使用などが挙げられます。これらの変化は、他校では見られない文理ならではの魅力だと感じています。
――これからの夢・目標は
 
佐藤:私は幼少期を海外で過ごした経験から、各国の異なる英語の発音や意味の違いに強い興味を持つようになりました。そこで、上智大学に入学後は、こうした解釈の違いが生じる背景や、それによって生まれる理解の不一致をどのように解消できるのかについて研究したいと考えています。この研究を通じて、誰もが英語で円滑にコミュニケーションを図れる方法を見つけ出すことができると思います。
将来は、大学で学んだ知識や経験を活かし、国際的な舞台で多様な文化や価値観を持つ人々が相互に理解し合えるようサポートできる人になりたいです。
大学卒業後の進路はまだ決めていませんが、大学院への進学も視野に入れ、幅広い教養を身につけたいと考えています。そして、その時までに培った能力を最大限に活かし、自分の名前に恥じぬよう、周囲の人に幸せを与えられるような存在になりたいです。
――最後に西武文理への進学を考えている皆さんにメッセージをお願いします。
 
佐藤:西武文理は今、まさに新しい変化を迎えている学校です。このような環境で仲間たちと一緒に学校を作り上げていく経験は、他ではなかなか得られない貴重なものです。生徒が主体となって改革を進めていくからこそ、とても充実した3年間を過ごすことができると思います。皆さんにとって西武文理での時間がとても楽しいものになると嬉しいです!