

本校の理数科は、埼玉県では最も古く、昭和56年文理高校開校時に開設され、今年31年目に入りました。これまでに多くの優れた卒業生達を全国の大学に送り出し、今日、医療、科学技術、教育などの幅広い分野で有能な人材として活躍しています。早くから自然科学の方面に強い関心を持ち、将来、難関国公立大学及び難関私立大学の理工、情報技術、電子工学、生命工学、医歯薬系、獣医、医療看護系などの学部に進学し、技術者や研究者あるいは医療従事者を目指す人に最適の学科が理数科です。
理数科では、理数理科、理数数学ともに授業時間数が多く、進度も速く、3年生までに教科書の大半を終えて、問題演習に入ります。理数数学は、数T〜Vおよび数A〜Cまで6冊の教科書(高校で履修する全ての教科書)の大半を2年生までに終え、3年当初より、高校では最も難しいレベルの数Vの入試問題演習を中心に授業が進みます。
理数理科では、1年生から理数物理、理数化学、理数生物をそれぞれ履修し、2〜3年では理数化学が週4時間のペースで進み、また、理数物理と理数生物のどちらかが選択となり、こちらも週4時間のペースで教科書を超えた専門性の高い水準まで授業が進みます。理数数学同様、教科書はいずれも2年生までに大半を終え、3年生では入試問題の演習が中心になります。さらに、理数理科の授業では実験や観察が豊富に行われることが特徴です。
理数科 カリキュラム(平成23年度例)

理数科先端科学講座(ロボット講習)

1年次から2年次にかけて、4足歩行ロボットを組み立て、プログラミングでそのロボットを動かす実習形式の授業を行っています。この授業は、マイクロソフトとベネッセコーポレーションが研究・開発した教材『ロボットを作ろう、動かそう〜4足歩行ロボットで学ぶ、情報社会の未来』を使って行われています。プロの開発者が使用しているテクノロジを利用することにより、実践的なスキルを習得できるだけでなく、チームで実習を重ねることで、チームワークやリーダーシップ、最終的には成果を発表する機会を設けることでプレゼンテーションやコミュニケーション力をも培うことができます。平成22年3月には両社主催で行われたコンテストに本校代表チームが出場し、「スタンダード部門」「アドバンスト部門」の両部門で優勝を収めました。
理数科のイベント
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- つくばサイエンスツアー
年生1学期に、筑波研究学園都市を1泊2日で訪問。物質・材料研究機構、産業技術総合研究所、筑波宇宙センター、理化学研究所筑波研究所などを見学し、先端科学技術開発の最前線に触れます。
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- 放射線セミナー
2年生3学期に日本原子力振興財団の先生をお招きし「放射線セミナー」を開催。危険のない低レベルの放射性物質を扱い、さまざまな測定器具を駆使し放射線とは何かを理解します。
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- 山中湖生物野外実習
3年生の夏休みに本校の山中湖研修所にて1泊2日で野外実習を行います。富士山三合目から五合目までの植生を調査し、標高に伴う植物の種類や森林の相観の変化を理解します。美しい森林で活動した後、夜は自習室で受験勉強に励みます。
在校生からのメッセージ
目指すは難関大学理工系学部!得意科目は理科・数学!
井原 知笑さん 2年S1組 (さいたま市立三橋中学校出身)
私は理系科目が好きだったため文理の理数科に興味を持ちました。中3の夏、相談会で理数科のカリキュラムに魅力を感じ、学校見学で更に校風が気に入り少し遠くてもこの高校を受験しようと思いました。魅力を感じたカリキュラムとしてロボット講習があります。自分たちでロボットの動きを考えプログラミングする事は決して簡単ではありませんでした。しかし、仲間と協力しロボットが思い通りに動いた時は声を上げて喜びました。私は文理高校で良い先生、良い仲間と出会い、勉強にクラブ活動に充実した日々を送っています。クラブ活動では卒業した先輩方が多く指導しに来て下さいます。私も先輩方にならい文武両道でこれからも頑張りたいと思っています。皆さんもここで仲間と一緒に充実した楽しい高校生活を送りませんか。
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理数科の過去2年間の主要大学進学実績
●国公立大学 : 東京工業大学、筑波大学、東京農工大学、東京学芸大学、電気通信大学、千葉大学、埼玉大学、宇都宮大学、山形大学、首都大学東京、防衛大学校、国立看護大学校、水産大学校 等
●私立大学 : 慶應義塾大学、早稲田大学、上智大学、東京理科大学、順天堂大学(医)、杏林大学(医・保健)、昭和大学(医・薬)、昭和薬科大学、東京薬科大学、明治薬科大学、北里大学(薬)、日本獣医生命科学大学、聖路加看護大学、明治大学、立教大学、中央大学、青山学院大学、法政大学、学習院大学、成蹊大学、津田塾大学、日本女子大学、芝浦工業大学、東京都市大学、東京電機大学 等
合格者からのメッセージ
東京農工大学 工学部 現役合格
篠原 慎平さん[平成23年3月合格](川越市立大東西中学校出身)
理数科は理系科目を多く学ぶため、一年生では他の学科に比べて科目数が少し多くなります。テスト前になると大変なこともありますが、それを友達と教え合い、助け合うことで、より一層友達と仲良くなれる機会となります。また、多くの教科を勉強することで自分の興味のある分野を見つけやすい、自分の視野を広げられるといった利点があります。そして、理数科には先端科学講座という授業が週に一度あり、実際にロボットを作ったり動かしたり、さらには友人や先生にそのロボットについてプレゼンテーションを行ったりするため、とても貴重な経験をすることができます。理数科の人数は普通科や中高一貫コースと比べて1,2クラスしかないため三年間同じクラスになることもあるので、友達との絆をとても深められます。これから理数科に入学される皆さん、たくさんのことを経験して高校生活を楽しんでください。
早稲田大学 先進理工学部 現役合格
富森 悠さん[平成23年3月合格](川口市立芝園中学校出身)
理数科の授業には一年の時から物理・化学・生物の授業があり、幅広く勉強することで自分の進路に対する視野を広げることができます。また、多種多様な実験が自分の興味のあることを見つけ、大学の学部・学科の選択の決め手となります。受験対策として、放課後・長期休業・受験直前にはゼミが開講され、自分の不得意科目を補うため、自分の得意科目を伸ばすために活用できます。ちなみに自分も受験期にはゼミをかなり有効に活用しました。一方、勉強のみならず、スポーツ大会や文理祭等でのクラスの団結力は他のクラスのものとは異なるもので、ずば抜けていました。自分の高校生活は勉強・部活・学校イベントを全て両立させようとして忙しかったけれど、とても充実していて、この高校生活は思い出深い思い出となっています。文理の理数科へ入学されるみなさん、様々なことに率先してチャレンジし、高校生活がかけがえのないものとなるよう充実した学校生活を送ってください。
首都大学東京 システムデザイン学部 現役合格
那賀川 凌平さん[平成23年3月合格](川越市立川越西中学校出身)
理数科の授業は、1年次から理系科目に重点を置いているので、理系選択者にとっては能率よく学習できます。基礎はもちろんのこと、オーソドックスな応用問題や受験レベルまで幅広く対応できます。3年次には、総合入試問題演習を授業で行うため入試実戦力を高められます。目標の大学を目指すのならば、授業で学んだことをモノにするだけでも勝負はできると思います。また、長期休業中や放課後にはゼミがあるので予備校に通う余裕がない人にとっては喜ばしいものです。さらに、勉強以外では、体育祭、スポーツ大会、文理祭等でクラスの友情を深め合うことができます。僕は陸上部に所属していて週に6〜7日練習があり、ハードな日々でしたが、現役合格できたのは、部活も勉強も一生懸命やったからだと信じています。理数科でしか味わうことのできない経験や喜びは一生大切なものになります。皆さんも理数科に進学し、夢に向かってたくさんのことにチャレンジしてみませんか。自分の道を拓く、偉大なる人生の1ページになると思います。高校生活という貴重な時間を文理高校理数科で有意義に過ごしましょう。
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担当教員からのアドバイス
技術者や研究者を目指す人には最適の学科です!
理数科の卒業生は優秀で、医療、電子情報技術、機械工学、生命工学、教育など幅広い分野で活躍しています。大学院に進学した卒業生から「博士号を取りました」といった報告が来たり、研究職に就いた卒業生から「今、こんな研究や製品開発を行っています」などの連絡を受けると本当に嬉しくなります。皆、理数科で数学、理科の基礎を磨き、豊富な実験や実習を通し、サイエンスの面白さを発見して巣立っていきました。理科が好きで、数学が好きで、将来、理系大学に進学し、技術者や研究者を目指す人に最適の学科が理数科です。
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